白豆杉と紅豆杉のちがい|2022年に別の植物と判断された経緯を薬剤師が整理
Share
「白豆杉(はくとうすぎ)」と「紅豆杉(こうとうすぎ)」。名前がよく似ているため、同じものだと思われている方も多いのですが、現在では別の植物として扱われています。紅豆杉をお使いだった方から「同じものですか」というお問い合わせをいただくことが増えましたので、経緯を整理しておきます。
もともとは同じ植物として扱われていました
白豆杉は、長らく「雲南紅豆杉(うんなんこうとうすぎ)」の別名として、紅豆杉と同一の植物として扱われてきました。実際、2011年ごろの薬剤師会の資料などにも、そのような整理で記載されています。
どちらもイチイ科の常緑樹で、中国の標高の高い地域に自生します。生育が非常に遅く、成木になるまでに長い年月がかかる点も共通しています。
2022年10月、別の植物と判断されました
その後、植物学の研究が進み、2022年10月に白豆杉と紅豆杉は異なる植物であると判断されました。
これは名前の整理にとどまらず、日本国内での取り扱いにも影響しました。
紅豆杉は健康食品として販売できなくなりました
紅豆杉は、もともと医薬品に用いられてきた背景があります。そのため日本国内では医薬品の製造に限って使用が認められることとなり、健康食品としての販売ができなくなりました。
これを受けて、製造販売元である株式会社紅豆杉は2023年10月に紅豆杉製品の販売を終了しています。長く紅豆杉をお使いだった方が「どこにも売っていない」とお困りになっているのは、このためです。
白豆杉エキス粒が生まれた経緯
紅豆杉で積み重ねられてきた研究成果を引き継ぐ形で、岐阜大学の協力のもと開発されたのが「白豆杉エキス粒」です。2023年11月に発売されました。
原料には白豆杉の心材(しんざい)が使われています。心材とは、樹木の幹の中心に近い部分のことです。白豆杉の心材のみを主原料としたエキス粒の製造に、世界で初めて成功した商品とされています。
整理すると
| 紅豆杉 | 白豆杉 | |
|---|---|---|
| 2022年10月まで | 同じ植物の別名として扱われていた | |
| 現在の扱い | 別の植物 | 別の植物 |
| 国内での位置づけ | 医薬品製造に限って使用 | 健康食品として販売可 |
| 健康食品の販売 | 2023年10月に終了 | 2023年11月に発売 |
| 使用部位 | — | 心材 |
よくいただくご質問
Q. 紅豆杉と白豆杉は同じものですか。
A. いいえ。2022年10月以降、別の植物として扱われています。名称が似ているのは、かつて同一視されていた経緯によるものです。
Q. 紅豆杉の代わりになりますか。
A. 白豆杉エキス粒は健康食品であり、医薬品ではありません。別の植物ですので、当店では「紅豆杉の代わり」「同じ効果が期待できる」といったご案内はしておりません。
Q. なぜ紅豆杉は買えなくなったのですか。
A. 国内で医薬品の製造に限って使用が認められることとなり、健康食品としての販売ができなくなったためです。製造販売元も2023年10月に販売を終了しています。
Q. 白豆杉はどこで買えますか。
A. 当店でもお取り扱いしています。価格や内容量、お召し上がり方は商品ページにまとめてあります。
→ 白豆杉(はくとうすぎ)エキス粒の価格・お召し上がり方はこちら
ご不明な点はご相談ください
紅豆杉をお使いだった方、これから白豆杉を検討される方、どちらのご相談も承っています。お問い合わせフォームとLINEは24時間受け付けており、営業時間内に順次お返事いたします。お電話でも構いません。
上飯田薬局(名古屋市北区上飯田通2-2)
電話 052-981-6002(平日10:00〜19:00/土曜10:00〜17:00/日祝休み)
内容確認:伊藤 正(上飯田薬局 管理薬剤師)
本記事は、製造販売元である株式会社紅豆杉が公開している情報を確認のうえ作成しています。
※白豆杉エキス粒は健康食品です。医薬品ではありません。疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。