肌荒れ・ニキビを繰り返す方へ

同じ場所にニキビができる、乾燥とべたつきが両方ある、季節や生理前に肌が不安定になる。肌の状態には、皮脂や毛穴、乾燥、摩擦だけでなく、睡眠、食事、ストレス、月経、使っている化粧品や薬などが重なることがあります。

「血が汚れている」「毒がたまっている」と決めつけず、肌に直接触れる物と毎日の暮らしを分けて整理しましょう。上飯田薬局では、薬剤師が症状の経過、使っている薬や化粧品、持病などを確認し、市販薬やセルフケアで対応できるか、医療機関へつなぐべきかを判断します。

目次

  1. 肌の状態をどう整理するか
  2. 肌荒れ・ニキビに関係する背景
  3. 今日からできること
  4. 薬剤師から医療機関へつなぐ目安
  5. 上飯田薬局で確認できること
  6. 詳しい関連記事

こんなことはありませんか

  • あごや口周りにニキビを繰り返す
  • 生理前や忙しい時期に悪化しやすい
  • 洗った直後はつっぱるのに、時間がたつとべたつく
  • 赤みや乾燥、かゆみが気になる
  • ニキビを触ったりつぶしたりしてしまう
  • 化粧品を変えてから調子が変わった

当てはまる数で原因や体質を判断するものではありません。悪化する時期や、肌に触れる物を整理する目安としてご覧ください。

肌の状態は、表面と暮らしの両方から見ます

ニキビは、毛穴の詰まり、皮脂、炎症などが関係する皮膚の病気です。洗い方や保湿だけでなく、年齢、月経、使っている化粧品、薬などを確認することが大切です。

一方、乾燥や赤みには、こすりすぎ、洗いすぎ、紫外線、空気の乾燥、合わない製品などが関係する場合があります。

上飯田薬局では「肌に悪い物を全部やめる」という方法ではなく、刺激になりそうなことを一つずつ確認し、続けやすいケアを考えます。

肌荒れ・ニキビに関係する背景

毛穴、皮脂、炎症

ニキビは、毛穴が詰まり、皮脂や炎症が重なることで現れます。汚れだけが原因ではないため、強く洗えばよいとは限りません。

洗顔、摩擦、化粧品

こする洗顔、スクラブの使いすぎ、マスクや髪の接触、落としきれていない整髪料などが刺激になる場合があります。新しい化粧品を複数同時に始めると、何が合わないか分かりにくくなります。

月経、睡眠、ストレス

月経周期、睡眠不足、忙しい時期と肌の変化が重なる方がいます。すべての肌荒れを生活だけで説明することはできませんが、記録すると関係が見える場合があります。

薬や皮膚の病気

薬の影響や、ニキビとは別の皮膚の状態が関係する場合もあります。急に広がる、強くかゆい、いつものニキビと違うと感じる場合は、皮膚科で確認します。

東洋医学では、肌をどう見る?

ここからは、現代医学の診断とは別の、伝統的な身体の見方です。「血」や「熱」は、血液検査や体温と同じ意味ではありません。

熱感や赤みが中心

赤く腫れやすい、触ると熱く感じる、脂っぽさが目立つなどの現れ方を手がかりにします。

乾燥が中心

肌がつっぱる、粉をふく、かゆみがある、季節の変化で悪化しやすいなど、うるおいが不足したように見える場合です。

胃腸の負担が重なる

食生活が乱れた時期に肌も不安定になる、便通や胃もたれが気になるといった場合に、胃腸の状態も確認します。

月経や緊張との関係が重なる

生理前に悪化する、ストレスの強い時期に同じ場所へ出るなど、周期や心身の張りを手がかりにすることがあります。

これは伝統的な聞き取りの枠組みであり、ニキビの原因や病名を示すものではありません。この分類だけで医薬品、漢方薬、健康食品を選ぶことはせず、症状、服薬状況、添付文書上の適応・注意事項を個別に確認します。

今日からできる5つのこと

1. 洗いすぎず、やさしく落とす

ぬるめの湯を使い、泡で包むように洗います。ごしごしこする、長時間洗う、1日に何度も洗うことは避けます。

2. 肌に合う保湿を続ける

ニキビがあっても乾燥する場合があります。「ノンコメドジェニックテスト済み」などの表示は、製品選びの目安の一つです。ただし、すべての人にニキビができないことを保証する表示ではありません。

3. 触る・つぶす回数を減らす

つぶすと炎症や跡につながることがあります。鏡を見る回数、顔に触れる癖、髪やマスクの接触も確認します。

4. 食事を極端に制限しない

「これを食べたからニキビができた」と一度で決めず、食事、睡眠、月経、肌の状態を短く記録します。主食、たんぱく源、野菜を基本に、偏りを減らします。

5. 紫外線と新しい製品の増やしすぎに注意する

肌に合う日焼け止めを使い、新しい化粧品は一度に何種類も始めないようにします。新しく使った化粧品で刺激や赤みが出た場合は、その化粧品の使用を中止してください。処方薬を使用中の場合は自己判断で中止・変更せず、処方した医療機関または薬剤師へ相談してください。息苦しさや粘膜症状など、下記の緊急症状がある場合は相談の返信を待たずに受診してください。

薬剤師から医療機関へつなぐ目安

症状が軽く、市販薬を使えるか、皮膚科を受診すべきか迷う場合は、上飯田薬局へ相談できます。一方、強い痛みや膿がある、急に広がる、かゆみや赤みが強い、ニキビ跡が残りそう、薬や化粧品の使用後に急に悪化した場合は、薬局からの返信を待たず、早めに皮膚科などの医療機関へ相談してください。

薬剤師は、症状の経過、使用中の薬や化粧品、持病などを確認し、市販薬を使える状況か、医療機関への受診勧奨が必要かを検討してご案内します。病名の診断や処方は行いません。

LINEの返信を待たずに受診してほしい症状

  • 唇、舌、口の中、顔、首が急に大きく腫れ、息苦しさやのどの詰まりがある
  • 高熱とともに広い範囲が赤くなり、水ぶくれ、ただれ、皮膚の剥がれ、口や目の粘膜症状がある
  • 意識がもうろうとする、呼吸が苦しいなど、皮膚以外の強い症状を伴う

緊急性が高い場合は119へ。名古屋市内に在住または滞在していて、救急車を呼ぶか迷う場合は、24時間対応の救急安心センターなごや #7119(つながらない場合は052-951-7119)を利用できます。

上飯田薬局で一緒に確認できること

  • いつから、どこに出ているか
  • 赤み、痛み、かゆみ、乾燥、膿の有無
  • 洗顔、保湿、化粧品、整髪料
  • 月経周期、睡眠、食事、便通
  • マスク、仕事、ストレス、季節との関係
  • 皮膚科での治療歴、服用中の薬
  • 健康食品やサプリメント

症状の経過を整理し、市販薬、保湿剤、洗浄剤等を選ぶ際の注意、処方薬を含む使用中の薬との併用、処方箋調剤時の使い方や副作用を確認します。そのうえで、セルフケアで対応できるか、医療機関へつなぐべきかを判断します。

薬剤師に直接LINEで相談

皮膚科の薬、市販薬、化粧品、サプリメントの使い分けや、受診するか迷う場合は、直接薬剤師へご相談いただけます。

薬剤師にLINE相談

電話:052-981-6002

LINEは即時対応ではありません。症状が急に悪化している場合や緊急症状がある場合は、返信を待たず医療機関または119へご連絡ください。

よくある質問

ニキビは洗顔不足が原因ですか?

汚れだけが原因ではありません。強く洗うと刺激になる場合があるため、やさしく洗い、適切に保湿します。

ニキビをつぶしてもよいですか?

自分でつぶすと炎症や跡につながることがあります。触らず、必要に応じて皮膚科へ相談します。

食べ物だけで肌は変わりますか?

食事は健康の土台ですが、一つの食品だけで肌の状態を説明することはできません。極端な制限を避け、全体の偏りを見ます。

市販薬と皮膚科の薬を一緒に使えますか?

成分や使う場所によって異なります。薬の名前や写真を用意し、医師や薬剤師へ確認してください。

ニキビ跡が気になる場合は?

新しい炎症を増やさないことが大切です。跡の種類によって対応が異なるため、早めに皮膚科へ相談しましょう。

このお悩みに関連してご案内することがある商品

医薬品、化粧品、健康食品では役割が異なります。肌の状態と使用中の製品を確認し、迷う場合は購入前に薬剤師へご相談ください。

参考情報

参考情報確認日:2026年9月3日

執筆・薬剤師確認:伊藤 正(薬剤師)
最終確認日:2026年9月3日